MAGBITブランドネームに込めた想い
こんにちは!「よもやまlab」編集部です。
本日もお立ち寄りいただき、ありがとうございます。
本日はダルトンの研究施設向け新ブランド「MAGBIT」のブランドネームに込めたわれわれの想いについてお話ししたいと思います。
ブランドネームを考える前に
”名は体を表す”
そんな言葉があるぐらい名前は大事です。
ダルトンの研究施設事業の新しい顔になるブランドですからその重要さは言わずもがなです。
実はMAGBITの場合はブランドネームが確定するまで約4ヶ月かかっています。そのひとつの要因が、ブランドネームを検討する前段階としてダルトンのブランドコアを見つめなおすところから始めたことが挙げられます。
経営理念、事業コンセプトから始まり、われわれの存在意義、価値観、使命、ビジョンに至るまでをプロジェクトメンバーで意見を出し合って議論しました。
普段使わない思考回路を駆使したので頭が茹で上がるかと思いましたが、意外にも、プロジェクトメンバーがダルトンに対して抱いているイメージは驚くほど合致していて少し笑いがこみ上げたぐらいです。
例えば価値観については、「研究者に寄り添う」というようなイメージをみんなが抱いていて、「自分たちが主役なんだ!」「我々が日本のラボを引っ張っていくんだ!」というスタンスの意見は見当たりませんでした。ラボラトリーの主役はまぎれもなく研究者であり、我々は研究者に寄り添いながら研究活動の下支えをしていく姿勢が強い事業なんだとみんなが感じていたのです。
普段自分たちが勤めている会社の理念や価値観について同僚と真剣に話す機会はなかなかないと思いますが、みなさんも一度議論してみると新たな発見や気づくことがあるかもしれません。
商標の壁
ブランドコアを検討するプロセスについてはプロジェクトメンバーで盛んに議論しながらも順調に進みました。しかし、次工程、つまりブランドネーム候補をひねり出すのは困難を極めました。ブランドコアを検討する際は自分たちの在り方を正しく整理すればよかったのですが、新しいブランドネームを生み出すのは0から1を創り出す行為であり、プロジェクトメンバーそれぞれの馬力を最も割いたプロセスでした。
さらに、捻り出されたブランドネームたちを待ち受けるのは”商標”という狭き門。
似ている名前があったらダメ
既存商標と間違えやすいものもダメ
世に出ている商品名は概ねこのプロセスを踏んでいると思うと、苦労を思って涙が出てきます。それでもひとつのブランドネームとして絞り込めたのはきちんと自分たちをみつめなおし、やりたいことを明確化できたからなのかなと今では思います。
MAGBITの意味
そんな中やっとの想いで決まった新ブランドネーム「MAGBIT」。
MAGBITは以下の3つの単語を組合せた造語となります。
Magnet (磁石)
Habit (習慣)
Bit (情報の最小単位)
下記にてひとつひとつの単語に秘められた意図を記します。
▶Magnet
まず、「研究者同士や研究者と研究活動をつなぎとめる存在でありたい」という願いが込められています。あくまでも主役は研究者であり、ダルトンはあくまでもそれらを支え、つなぎとめ、引き付け合う磁石のような存在でありたいというマインドを表しています。
▶Habit
MAGBITは研究活動における”バグ”を排除し、スムーズで美しい所作を施した一種の”行為のデザイン”です。新たに施された行為のデザインによって「新たなワークスタイルのスタンダード(習慣)を構築したい」という願いが込められています。
ダルトンにできることは何か?と考えたときに着目した行為のデザイン。その意味する単語を新ブランド名に入れるということは行為のデザインによってお客様へ新たな価値を提供していくという意思の表れとなっています。
▶Bit
残念ながらMAGBITだけでは、突然研究成果が倍増したり、働き方が180°変わったりと、研究環境を劇的に変化させるものではないかもしれません。しかし、「小さな小さな変化が、新たな所作が、知的創造性を高め研究活動に影響を与えたい」という願いと、情報の最小単位であるBitを重ね合わせています。
ダルトンが今まで一歩一歩積み重ねてきた実績。その実績と同様に、新ブランドによりお客様へ一つ一つ確実な成果を出していく決意を表しています。
さいごに
新ブランドカタログでも記していますが、上記はMAGBITに込められた想いをステートメントとして整理した言葉です。新ブランドネームとしてMAGBITを大々的に世に送り出す以上、そこに込められた願いが果たされるような良いソリューションを全社で作り上げるつもりです。
MAGBITというブランドネームを憶えていただくとともに是非ともご期待いただきたいと思います。